8/22 (土) 23:00 プレゼント

「私のことを忘れていたわけじゃないでしょうね」

会うなり言われたけれど、それは僕のほうのセリフだ。Blue Ribbon Dayのプレゼントは、どうなったんですか?でも、ここで催促したら男が廃る!?

「これは、有紗さんへのお土産です。出張のとき、街を歩いていたら見つけたんです」

気に入ってくれるでしょうか?・・・そんなに高価なものや人目につきやすいものは買えないけれど、折角僕の部屋に来てくれる彼女に、少しでも快適に過ごしてほしいと思って。

「・・・希らしいわね、ありがとう」

有紗さんは笑って箱からカップを取り出した。・・・このくらいのことしかできない。とにかく僕たちの関係は誰にも知られてはいけないのだ。だから、僕たち専用のコーヒーカップのセットを持つくらいが精一杯だと思った。

「じゃあ、私からはこれ」

よかった。有紗さんが取り出した箱には、青いリボンがかかっていた。

「気を揉んだ?」

ええ、とても。

「何だか、希はとても大変みたいなので・・・」

何だろう?と思ってその小さな箱を開けてみると、サファイアのリング!

「これは!」

昨日部長から言われてしどろもどろになったところなのに・・・、矛盾してませんか?

「ビックリした?・・・でもさすがの私も、これをはめて、なんて言わないわ。堂々とつけられるようになるまで、これを使って」

更にもう一つ渡されたのが、ネックチェーン。なるほど、首からかけておくのだったら問題ない。

「ありがとうございます」

「だって、ブルーはあなたのカラーでしょ?これを逃さない手はないわ」

「でも・・・、僕の指のサイズはどうして?」

「そんなの、希が寝ている間に測ったに決まっているじゃない。細長くてしなやかな指・・・そのままでも綺麗だけど、もっと飾ってあげたいと思って」

クールなデザインのリング・・・リングをもらったのは初めてだ。僕に似合うかな?・・・有紗さんと一緒にいるときははめることにしよう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です