2/9 (火) 23:00 風

今のところ僕の形勢は不利。どうして分かってもらえないのだろう。今は僕の意見が一番よさそうなのに。

「客観的に見ていて、どうだった?」

こういうときに頼りになるのはやはり結城だ。そう、僕はおもいっきり当事者なので、主観がすべてになってしまっている。 Continue reading “2/9 (火) 23:00 風”

2/7 (日) 23:30 反省

こんなときには有紗さんとも顔を合わせ辛い、と思っていたら、急用が出来て会えないとのことだった。正直ホッとした。・・・しかし会いたいときにはいつでも会うことにしたはずが、逆に気持ちが落ち着いてしまったとかで、結局いつものように土曜日に会うだけにとどまっている。

そして僕はピアノを弾いていた。この一週間は一体何だったのだろう。 Continue reading “2/7 (日) 23:30 反省”

2/4 (木) 1:30 気まずさ

我ながら、望月先輩の前で泣いてしまったことがショックで、加藤にしばらく慰めてもらう羽目になった。・・・結城は当然仕事。夜まで会えないのに、とてもそれまで平静を装い続けることができそうになかったからだ。

そして夜・・・。今日は宮殿の僕の部屋で朝霧と勉強した後、結城の部屋に向かった。

「どうしたんだ?一体」 Continue reading “2/4 (木) 1:30 気まずさ”

2/1 (月) 13:00 憧れ

勉強会での話は朝霧から聞いていた。そして、おそらくそれについての話があるのだろう、兼古先輩から何度か電話が入っていた。しかし、仕事に追われて結局連絡出来ずじまいになっていた。

「いいよ別に。忙しかったんだろ?」

それで、と思って、昼食を一緒にとる約束をしてみたら、了承してくれた。 Continue reading “2/1 (月) 13:00 憧れ”