12/3 (木) 14:00 お別れ会

昨日の夜、妹から電話がかかってきた。

“お義母さんのお兄さんが亡くなったそうなの。明日お別れ会があるんだけど、どうする?”

明日の予定は・・・。

“忙しかったらいいよ。一応伝えておこうと思っただけだから”

「ありがとう。都合がついたら行くよ」

とは言っておいたのだけど、こうして家族について考えることが重なっていたから、顔だけでも出しておくことにした。

「お忙しいのに申し訳ありません」

僕が皇太子になってからは、いつも敬語で接してくる。でもだからと言って僕も、敬語を使わなくてもいいですよ、とは言わない。

「まだお若いのに・・・残念です」

聞いた話によると、突然死だったそうだ。そういうこともあるんだね・・・。

「貴久、来てくれたのか」

すると、父と妹が現れた。

「でも、悪いけど、仕事があるからもう行かなければならないんだ」

「それなのにわざわざ来てくれたのか、ありがとう」

ううん、別に家族だったらこのくらい当然のことだよ。・・・そこへ、年の離れた弟が飛びかかってきた。

「お兄ちゃん、久しぶり」

・・・気持ちは分かるけど、今はお別れ会の最中だよ。静かにしようね。

「どうして?お兄ちゃんもっと遊ぼうよ」

僕は彼の高さまでかがんで、目を合わせる。

「今、お母さんは悲しんでいるんだよ。・・・考えてみなさい、例えば僕が死んだら君は悲しんでくれるかな?」

「嫌だそんなの絶対!どこにも行かないで!」

「そのくらいの気持ちをお母さんも感じているんだよ。だから今は、お母さんの側にいて励ましてあげなさい」

「うん、分かった」

彼はおとなしくお母さんの隣に納まった。・・・かわいらしい光景だ。そろそろ行かなくては。

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