何だかんだ言って結局、舞がいないとダメみたいだ。
「珍しく貴くんのほうが折れたね」
「何とでも言ってよ。・・・会いたかった」
仕事から帰ると舞がいて・・・、僕はまっすぐにその胸に飛び込んでいった。
「では殿下、明日は7時に参りますので・・・」
「分かったよ、ありがとう。じゃあおやすみ」
そのまま舞をソファーに押し倒し、何度も何度もキスを交わし合う。
「・・・待って、貴くん。シャワーくらい浴びたら?」
「どうせまた汗をかくじゃない」
「嫌だ、私がよくない。・・・貴くん以外の匂いがする」
・・・あ、そう。そういうことなら仕方ない。その代わり、
「お腹空いたんだよね。消化に良さそうなものをよろしく」
「分かったわ」
僕はそこまではがっついていない。