6/2 (金) 21:00 嫉妬

何故だ、何故なんだ・・・。こんなに胸がかきむしられるように悔しいのは・・・。別に好きなわけじゃない、ただ気になっていただけだ。なのに、取手さんが他の男と仲良さげに歩いていた、それがとても悔しい、許せない。勉強が手につかない・・・。

僕のほうから勝負を持ちかけておいて、まあ結果は見えているが、万全の調子ではないまま負けては、悔いが残る。こんなことを言い訳にしたくない、出来るはずがない。アイツに冷やかされるだけだ。

考えてみれば取手さんにしたって、僕に気があると決まったわけじゃない。現に、携帯の番号もメールアドレスも聞かれていない。僕のほうも、「アイツとはどういう関係?」と聞くまでには至らない・・・はず。聞いたところでどうしようと言うのだ?だからって僕が好きだ・・・ってことにはならないだろ?まさかそんな、・・・バカバカしい。

でもだったら、この気持ちの理由をどうつける?認めてしまったほうが楽になるんじゃないか?でも認めたくない、だってそんなはず・・・あり得ないだろ。

あ~イライラする。どうしたらこの気持ちを落ち着かせることが出来る?深呼吸?・・・そのくらいじゃおさまらない。外の風でも浴びてくるか?・・・いやそれよりも、このもやもやを一気に振り払えるくらい、叫んでみたい。自分に喝を入れるために。

仕方ない・・・。ペンを置き、少しばかり夜のジョギングに出かけることにする。不本意な負けだけはしたくないから。

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