数日振りに宮殿に帰ると、やはりホッとした自分がいた。しかし落ち着く間もなく、新しくいただいた財務の仕事に追われ、やりがいはあったけど少し疲れた。
「さっそくやらかしてくれたそうじゃないか?」 Continue reading “4/11 (土) 19:30 報告”
小説の部屋
数日振りに宮殿に帰ると、やはりホッとした自分がいた。しかし落ち着く間もなく、新しくいただいた財務の仕事に追われ、やりがいはあったけど少し疲れた。
「さっそくやらかしてくれたそうじゃないか?」 Continue reading “4/11 (土) 19:30 報告”
お風呂上がりに冷たいものがほしくなってキッチンに寄ってみたら、兄が夕食を取っているところだった。
「お帰りなさい。遅かったんだね」 Continue reading “4/10 (金) 23:00 過去と未来”
ならば、と僕は一人で外出してみることにした。僕が一人で街を歩くなどということは初めてのようなものなので、緊張する。電車の乗換えで間違ったりしないか心配だ。 Continue reading “4/9 (木) 16:00 迷子”
そんなこんなで少し凹みがちな僕のところにやってきたのは朝霧だった。
「沢渡の実家に行ったことないし・・・宿題も終わっていないから」 Continue reading “4/8 (水) 16:00 真相”
これが高校というものなのか? Continue reading “4/7 (火) 15:00 入学式”
何となく手持ち無沙汰な僕・・・。父と兄は仕事に行った、つまり母と二人きり。もちろん仕事はいくらでもあるが、どうも落ち着かない。 Continue reading “4/6 (月) 13:00 視線”
いよいよ実家に帰ることになり、側近の加藤に送ってもらおうとしたら、結城も一緒についてきた。 Continue reading “4/5 (日) 21:00 対面”
宮殿にある高官ラウンジで、初めて結城と待ち合わせをした。 Continue reading “4/4 (土) 19:00 蕾”
宮殿で暮らすようになって9年。高校に入学するにあたって、久々に実家に帰ることになったわけだが、いざそのときが近づいてきたら、楽しみよりも不安が勝ってきた。 Continue reading “4/3 (金) 22:00 不安”
「今日はお忙しい中、僕のためにパーティーを開いていただき、ありがとうございます」
「もう、そんな堅苦しい挨拶はなし。僕が開いてあげたかったんだから。ほら、いい感じに出来たよ」 Continue reading “4/2 (木) 22:00 パーティー”