・・・上柳さんは休みか、どうしたのかな?
昼休み、僕たち・・・朝霧、沙紀ちゃん、村野さんの四人は一緒に昼食をとった。
「一応メールを書いたんだけど、返ってこないのよ。そんなに具合が悪いのかな?」 Continue reading “10/12 (月) 23:00 誕生日”
小説の部屋
・・・上柳さんは休みか、どうしたのかな?
昼休み、僕たち・・・朝霧、沙紀ちゃん、村野さんの四人は一緒に昼食をとった。
「一応メールを書いたんだけど、返ってこないのよ。そんなに具合が悪いのかな?」 Continue reading “10/12 (月) 23:00 誕生日”
なのに、先輩から電話がかかってきた。
「今から会いたいんだけど、いいかな?」
・・・どうしてそういうことは平気で言えるんですか?分からなくなってしまった私は、顔が見えないのをいいことに、口に出してしまっていた。 Continue reading “10/11 (日) 15:00 追い討ち”
最近、有紗さんが演技にハマっているから困る。
「もし、希が上司で私が部下だったらどうする?」
「もし、希は私のことが凄く好きなのに、私は希のことが凄く嫌いだったらどうする?」
「もし、私の目が見えなかったらどうする?」 Continue reading “10/10 (土) 23:30 恋と愛”
行き場がなくなってしまった。先輩のほうも、これで終わりにすると思うならそう言えばいいのに、何も言わないから、私も宙ぶらりんなまま。思い切ることも、次に進むことも出来ない。・・・私もつくづく、男を見る目が無かったんだなって思う。 Continue reading “10/9 (金) 19:40 相談”
困ってしまったのは、新作の脚本。昨日からは、試験前で部活が休みになっているのだけど、その間に書き直すべきか、試験が終わったら上柳さんが帰ってきてくれることを期待するべきか・・・。 Continue reading “10/8 (木) 16:30 心配”
昨日、兼古先輩は、短い休み時間にわざわざ隣の校舎まで出向いてきてくれた。心配をかけてしまっていることは分かっているけれど、私はもう戻れないところまで来ていた。 Continue reading “10/7 (水) 13:00 白と黒”
生徒会長に当選して大忙し、かと思いきや、兼古先輩は休み時間に僕たちの教室のドアのところに立っていた。
「上柳さん、ちょっといいかな?」 Continue reading “10/6 (火) 14:30 訪問者”
部長には、前日メールで伝えておいた。すぐさま驚いたように電話がかかってきたけれど、私の意志は変わらなかった。 Continue reading “10/5 (月) 16:30 二人きり”
先輩は怖いくらいに微笑んでいた。私は先輩の家に連れて行かれ一緒にDVDを観ることになったのだけど、集中できるわけがない。
「どうしたの?・・・面白くない?」
「いえ・・・そういうわけでは・・・」
「だったら、こっちに来てもっと楽しんで」 Continue reading “10/3 (土) 15:00 波”